• 渋谷真紀子Makiko Shibuya

渋谷真紀子:米大学院編2013年〜2015年

2013年8月、7年半務めた広告代理店の博報堂を退社。

9月から2年間で、アメリカのボストン、エマーソンカレッジ大学院の演劇科シアター&コミュニティーコース修士号取得。バークリー音楽院のミュージカルシアターサマーインテンシブ、NYUグローバルコース・プエルトリコでのフィジカルシアターコース終了→書いた記事


✳️当時書いてたブログ

*書かれていない2年目は、主に劇場勤務で上演作品のコミュニティエンゲージメントと卒業制作、ニューヨークへのネットワーク作り(インターン・ワークショップ等)をしていた

 ・卒業制作は、9カ国の人達と現代音楽劇「竹取物語」をデバイス式で創作。スタジオでのワークショップ公演を経て、劇場でのトライアウト、ボストンジャパンフェスティバルメインステージでショーケース。24人のチームメンバーを束ね、LunaHana Cosmopolitan Theater Companyを創設


演劇留学について質問を頂く中で、特に多いのが、下記3点。


<なぜ大学院?>

 正直、小川絵梨子さんの講演会で留学を目指したので、同じ「演出技術」に特化する道を辿りたかったが、社会人経験を経て&持病との付合いもあり、旦那からの助言あり。

相談の結果、「演出」を学びたかったが、日本で震災復興キッズミュージカルの演出助手をしたり、ミュージカルを通じて英語コミュニケーションを子供達に教える英語芸術学校の講師を経験していたので、「演出」技術だけでなく、社会における様々な演劇の場にも興味があり、幅広く学べ、卒業後のキャリアの選択肢も広がる大学院を選択。結果的に、

実はアメリカの演劇ビジネスは、出身大学や大学院が重要とわかったので、改めて感謝。


<社会人留学のメリット>

 企画書を書く感覚があること、組織コミュニティの活用やネットワーキング、”仕事”の意識で学校外の活動も広げられること。 

例えば…下記のような情報を多く持っていたり、日本やニューヨークとも

繋がっていかれるコミュニティに自然と所属しようとしていた。

  • 留学前から、演出家ダイアン・ポーラス(「ピピン」でトニー賞)が芸術監督を務めるA.R.Tにアプローチし、2年間ボランティアで働く         →「ウェイトレス」でインターン                    →ブロードウェイ公演も稽古場演出部に

  • 世界各地の演目をボストンで上演するArtsEmersonで1年半コミュニティエンゲージメントの仕事で勤務                        →世界各地のカンパニーとローカルコミュニティと出会い、幅広いジャンルの舞台芸術の仕事を経験

  • 演劇科大学院生の代表組織TEGAに、入学前から入り、ボストン近隣の小学校公演のメンバーに                            →早々から学校公演でワークショップしたり、出演する機会を得る

  • 留学生代表組織IGSO代表                        →首席候補になるのと、演劇以外の仲間を得る

  • ボストンの劇場、芸術監督アシスタントのインターン           →大スター主演作品の助手も務め、卒業後一生に一度彼女のヘアメイクの仕事で給料をもらう

  • ボストンの私立小学校の歴史・倫理・演劇クラスで「アンネの日記」演出、芸術祭で「かぐや姫」演出                       →”仕事”として卒業後の初給料をもらう

後は、単純に焦りも大きかったから、何でも貪欲に取り組めた。おかげで、作品を一緒に作ってた友人にはtoo ambiciousって言われたりw


<演出関連の授業>

 主に「古典作品の演出」と「ミュージカルの演出」のクラスを取りながら、デバイスメソッドによるチーム創作実践、ひたすら4時間シアターゲームをするクラス(必修の上2期なので相当ゲームの引出し増えた)、小学校の演劇クラスでの演出、演出家のアシスタントで単位をもらったり。

年に一度の校内公演では、古典はアウグスト・ストリンドベリの「Stronger強者」を演出。登場人物女性2人のうち、1人しか喋らない不思議な戯曲。女優としての成功も愛も家族も全て目の前の女性から奪い取った女性が、勝利宣言をひたすらし続ける。私は、その女性の悪夢として描き、全体をレスリングリンクのようにし、元の発想がシーソーだったので(喋りながら勝ち誇る時もあれば、相手の無言の圧力に負けそうになる時も)、舞台上に高低差をつけて、上から言ったり下から言ったり、動かない無言の女性を中心に表現した。喋り続ける女性目線で、話を聞く女性の表情やムーブメントを活用。途中で子供の声が聞こえ、目を開けると、今度は今まで自分が罵っていた同じ言葉を聞く立場に。しかも身動きが取れない。先ほどの無言の女性の立場に変わっていた。その恐怖の顔を切り取り終演。

ミュージカル演出は、「Legally Blonde」!

法学部に通い、ピンクファッションが大好きだった私の人生重なるミュージカル!(大学1年、弁護士への第一歩!イトマコ説明会は、英語ミュージカルのオーディションで消え去った)オーディションに来た歌うまブロンド女子は、見事にみんな高校とかでElle Woods経験者。そこで、抜群の歌とキャラでブルネイ色の髪の子をキャスティング。アメリカなのに、ブロンドのウィッグw かなり驚かれたけど、大好きなミュージカルだけあって、公演ではプロローグでUPSのお兄さんを登場させ観客にウィンクさせたら大盛り上がり!彼はデルタヌーのマーゴと付き合ってて、彼女に荷物を届けると歌が始まり…コメディ部分も観客大笑い、とにかく大盛り上がりのスタンディングオベーションで幕を閉じられた。


 後は、演技や歌・ダンスの実践クラス(さわり程度)から、演劇史やドラマツルギー(戯曲分析)、デザイン(主に舞台美術・さわりだけ照明と衣装)、児童劇のクラスとか履修しました。あと、スペシャルは、ハーバード大学の聴講生としてJason Robert Brown(「パレード」「マディソン郡の橋」「ラスト・ファイブ・イヤーズ」等)の、ブロードウェイ人種史という授業に参加。「ウエストサイドストーリー」に始まり、「パレード」当時

プレビュー中だった「マディソン郡の橋」もイタリア移民というコンテキストで分析した。最終成果は、生徒達が作詞作曲した曲のフィードバックをもらい、彼のコンサートで1組だけ披露されていた。


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