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渋谷真紀子:2017デバイス式・ミュージカルWS編

更新日:2020年6月7日

ニューヨークのプロジェクトをしながら、東京でも始動!

ワークショップを通じた新しい出会いと共に、ボストンで作った現代版「竹取物語」の東京版作品創りにも繋がり、NYの演出家の友達(韓国で演出してた)ともワークショップ開催できました。


⭐️ワークショップ開催

①3日間のデバイス式創作ワークショップ 1月

 ”新旧”をテーマに、各々ワンアイテムとそれに纏わるエピソードから、

 A:身体表現・タブロ・台詞編 B:キャラクターワーク編 C:物語編 の3日間で、

 俳優さんもクリエイターとして横の関係で創作するデバイス式ワークショップ実施。

 ミュージカルでご活躍の俳優さんから、小劇場、声優でもご活躍の方々と一緒に

 創作でき、とても面白いケミストリーが生まれた。デバイスならでは。初回ワークショップでも、素敵なご縁に恵まれ感謝。


②6日間濃縮ミュージカルワークショップ 2月

 東宝ミュージカルアカデミーの卒業生向けに、

前半3日間は、

  1.ソロ曲の表現方法 

  2.デュエット曲の表現方法

3.ブロードウェイミュージカルの制作プロセス体験

(「アリージェンス」を題材に、登場人物やストーリーと歌の内容を説明した上で、制作過程で変更になった歌詞に関するクイズや、曲順で変更になったもののクイズ(ストーリーの組み立て方等)

 後半は、約1時間の「ドリームガールズ」ミニ版をステージング・振付つけて実施。

色々なシアターエクササイズも活用しながら、個々の経験や感情が重なるようにステージング。訳詞・翻訳もしたので、言葉を詰め込み過ぎてしまったなあ…と振り返ると反省。

でも、それをしっかりと短期間で演じ切り、歌でもしっかり届けてくれた若きミュージカル女優さん達。その後も舞台で拝見したり、現場でご一緒する方もいて嬉しいご縁。


③4日間デバイス式ミュージカル創作ワークショップ 4月

1月に好評だったデバイス式メソッドでの創作の場として、  C.C.L(Creators' Collaboration Lab)開催。

演出家や振付家と役者が共にクリエイターとなり、横軸で作品創りを目指すcollaborativeなプロセスに興味がある舞台表現者たちと、チームワークで未知を生み出す新しい作品創り。この回は、「竹取物語」を題材に。ストーリーを5つに分け、各々のシーンを即興で膨らませていく。ミュージカルという点では、作曲家のWani HanとAlan Wuman Rodrich各々のシーンモチーフを作り、ボストン公演からの既存曲も活用。無いシーンは、俳優さん達のアイディアで既存曲から選定。絶対に外せないプロット以外、登場人物やその設定は自由だったので、カグヤはご指名No.1というオトナな設定や、帝は今では若き首相、若しくはフィギュアスケーターという設定まで。ラストシーンは、皆んなで部分的に作ったものを繋げたり。「竹取物語」の無限大の膨らませ方を体験する4日間となった。これが、その後「KAGUYA-織り成す竹取物語-」という作品創りにも繋がっていく。


④City VibesーNY演出家James Blasko✖️渋谷真紀子のデバイス創作

 NYの友人でもあるJames Blasko来日中に、彼が東京で感じたことと、東京に住む俳優さん達が感じている事をデバイス創作ワークショップし、

映像におさめてみよう!という企画。NYから会う度にやろうとしていたのが、彼が東京に来るきっかけで実現。事前に、各々東京の音を1分間録音、写真を一枚持ち寄り、そこから、”東京”のバイブ、雑音を生み出したり、動きをつけていったり、どういう感覚・感情が渦巻いているか(沢山あるけど、その中で各々が今一番感じていること)等々をディスカッションしながら創作。4時間の創作ワークショップで作ったものを、実際に東京の街の中で撮影。こんな作品になりました。


そして、2017年は御縁を頂き、

ブロードウェイ作品の日本版で振付通訳・演出振付通訳、来日公演のスタッフ通訳もさせて頂いた。


さらに、芝居の通ったミュージカルの演出をなさる演出家・鈴木裕美さんが開催された #演出家ワークショップ にも参加。大学生から瀬戸山美咲さんもご参加される幅広い参加者。ウィリアム・サローヤンの「おーい、救けてくれ!」から、ワンシーン抜き出し、鈴木裕美さんが連れて来てくださった俳優さんに演出させて頂き、シーン作り。稽古過程とシーンを見ていただく。私は、少女の役を池谷のぶえさんに演出させて頂く有難き経験をさせて頂く。瞬時に的確な指摘をしてくださる鈴木裕美さん。最後に鈴木裕美さんが同じ題材に、演出をつけていくのを見られるのだが、俳優さんから引き出すのがとても上手く、洞察力と言葉の選択が素晴らしかった。





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