リンカーンセンターで開催される3週間のDirector's Lab(演出家/
振付家の研修)に対し、8日間凝縮して参加できるDirector's Lab West。
リンカーンセンターのに参加したメンバーが創設し、今年で20周年!
✴︎魅力
演出・振付に関するマスタークラスが、一気に受けられる
&演出・振付の人達と沢山会える→仕事の取り方や相場のぶっちゃけトーク
&芸術監督(演出家)の方々が新たな演出家との出会いのきっかけにする
&参加費無料!!!(SDC(全米演出家・振付家組合)が支援)
西海岸では貴重な機会ということもあり、枠の3−4倍の応募があったそう。
私は、SDC(全米演出家・振付家組合)のニュースレターで知り、応募。
影響を受けた演出家とその理由、演出をする際のこだわりとそれがわかる過去作品、今の自分になぜこのラボへの参加が必要か、今後アメリカの演劇界をどうしていきたいか等々のエッセーによる選考があった。
今年のテーマは、「演劇のルーツと改革」。ギリシャ悲劇のオイディプス王とその現代版(OEDIPUS EL REY。カルフォルニア州のギャング王を主人公に刑務所の人達がコーラスの役割を果たす)が演出課題。
集まったのは、およそ40名くらい。殆どが西海岸(サンフランシスコからアリゾナ・テキサスも)で、NYやボストンから参加している人達が10名くらい。久しぶりに演出の学校に放り込まれ、クラスメイトができた感じ!
初日。
・オリエン
・メイン会場のパサデナプレイハウスのツアー
・インプロ講座
→インプロシアターのDan O'Connorさん。(キースジョンソンやビューポイント等、定番のメソッドを活用)
アイスブレイクを兼ねて、演出・振付の立場として、どう心身共に安心して没頭する空間を作れるか。
エクササイズは、ペアでやるものが多かったため、接点を持てる人が少なかったのが残念。名前ゲームはど定番だけど、グループ全体でやるエクササイズも大事だと思うので、ちょっとアイスブレイクにしては唐突だと思った。(大学院で沢山習得したので自分なりにフローがある)
これは使えそう!と思ったエクササイズ↓
*自分役インタビュー*
ペアの人が、私自身の役を映画で演じるために、私にインタビューするというもの。各々が自己紹介するよりも、興味深く聞け、聞かれる方も思わぬ質問をされるので、頭で考えすぎず(作らず)答えられる。不思議なのは、相手の人が自分を演じて「くれる」気持ちになるので、敬意を払い、親近感が一気に沸く。その後、その人が自分を演じる機会は無いけど、これは面白いエクササイズだった。
後は、#Metoo 議論がいまだに問題になっているため、
お互いに目の奥を見ながら、お互いの体のパーツを一箇所ずつ触っていく&「あなたの好きなところが一箇所あります」「あなたの嫌いなところが一箇所あります」「あなたには、おかしなところがあります」という飴と鞭のような言葉を交互に言っていくエクササイズは、
やった後に、これは不適切だったのでは?!少なくとも、ある程度内容を説明し、参加義務を与えない、想定した上でパートナーの性別も考慮する等が必要だったのでは?と熱い議論が起きた。
一日の終わりは、SDC(全米演出家・振付家組合)の説明。安定した仕事としてやっていくために、どのような活用の仕方があるのか。確かに、勤務条件に関して窓口や話し合える人達がいるだけでも心強い。私は、会報誌で色々な演出家の考えや仕事の仕方を定期的に知れる事が役に立ってる。後、NYにいる時は、無料で劇場街にあるオフィスが使え、3月のNY滞在時は、無料のワークスペースで打合せ3本(合計8時間)でき、とても助かった(歌は本気でできないけど、歌詞検討用くらいはオッケー)。
明日からも10−22時のプログラム!多方面の分野を一気に吸収するぞ!
#演出家ラボ #DirectorsLabWest
#演出研修
#久しぶりのクラスメイト
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